ロールモデルとは？
「ロールモデル」とは、自分にとって、具体的な行動や考え方の模範となる人物のこと。人は誰でも無意識のうちに「あの人のようになりたい」というロールモデルを選び、その影響を受けながら成長するといわれます。（日本の人事部より抜粋）
「あんな風に仕事がしたい！」
「素敵で憧れる！」
「目標にしたい人！」
簡単に表現すると、こんな感じかな？
「ロールモデルが欲しい！」という声、よく聞きます。私ももちろん、そう思ってた。
ロールモデルになるような
先輩がいると、
悩んだ時に相談出来るよね。
どうやって乗り越えてきたのか？とか、先輩ならどうするか？とか。
自分が望むキャリアが
今いる会社でも実現出来るんだって、
安心できるし、希望になるよね。
女性は現実的で、男性以上に未来のキャリアについて真剣に考えてる。
それって自分の人生を真剣に考えたら、当たり前のこと。
だけど、そんな営業女子に知っておいて欲しいロールモデル探しの思わぬ落とし穴について。
営業女子のロールモデル探しの旅に出て、結局いなかったという私の話
私は今営業歴13年。やっぱり20代の頃一生懸命ロールモデルになる営業女子の先輩を探してた。
１社目の会社に入社を決めたのも、代表取締役が女性だったことに合わせて、内定貰ってお会いした営業女子の方が、キャリア5年積んでいる人で、めちゃくちゃ営業楽しんでてキラキラしているように見えたから。
でも、入社してからすぐに、ロールモデル探しの旅は始まった。
周りを見渡してみると、営業組織の大半は男性。5年以上営業続けてる営業女子、管理職になっている営業女子、ママになっても営業続けてる営業女子。
指折り数えるほどで、20代が営業女子の大半を占めるということを知った。
だから、憧れる理想像はあっても、そこに当てはまる先輩なんていなかった。
「ロールモデルがいないのに、
どうやってキャリアを描けっていうの？」
って、会社を責めた。
他部署も探したし、同業他社の人脈だって広げた。それでもいない。
過去の私と同じ状況になってる営業女子、多分沢山いるんじゃないかな？
今や男子すらロールモデルがいない時代
ロールモデルがいない！という思考には、一つ落とし穴がある。
それは、一人の人物に全てを求めようとしていること。
今の時代インターネットの普及で世の中の変化がものすごく速い。今の常識は5年後、いや1年後でも常識じゃない可能性だって十分にある。
それから世界で類をみないほど急速に進んでいる高齢化。
だから、先輩が過ごしてきた20代と、今あなたが過ごしている20代の世の中の状況が違うから、ロールモデルって探そうと思ってもいるわけないんだよね。
男子だって、昔は家庭は奥さんに任せておけば良かった時代が、平均給与が下がって共働きじゃないと成り立たなくなってたり、親の介護に対する世の中の環境が変わって、男子だって育休、介護休暇が身近な世の中になってる。
だから、彼らにだって、
ロールモデルはいない。
私は「ロールモデルは存在しない」という結論に行き着くのに、4、5年かかりました。きっと必要な時間だったんだと思う。
だけど、「ロールモデルは存在しない」とわかってから、自分でキャリアを築いていくことが怖くなくなりました。
むしろロールモデルがいたら比較される。いないなら比較もされないし、自分らしく伸び伸びできる！
営業の世界でも、前任者がめちゃくちゃ優秀だと引き継ぐのプレッシャーじゃない？ロールモデルがいなくて、自分自らがキャリアを築いていくっていうのは、取引がない顧客に営業かけて新規取引に結びつけるようなもの。
最初労力はかかるけど、自分の好きなようにアレンジし放題！もし取引出来なくたって、元々売上０だし、取引が始まったら、会社から感謝しかされない。
だから、営業女子って、自らがロールモデルを創り上げるということに、とっても向いてると思うんだよね。
ロールモデルの創り方はパズルのピースを埋める作業と一緒
じゃあ、どうやって存在しないロールモデルを営業女子自らが創っていくのか？
それは、沢山の人のいいところを盗むこと。ポイントは一人に求めずに、「この人のここいい！真似してみよう！」と、パズルのピースのように沢山の人から学ぼう、吸収しようという視点を持つこと。
いつも服装が素敵な先輩がいたら、「どこで買ってるんですか？服装選びのポイントは？」って、聞いてみる。
残業少ないのに売上上げてる先輩がいたら、「時間管理のコツについて教えてください！」って、質問してみる。
家事、育児を奥さんと分担している素敵な営業男子の先輩がいたら、「どうやって今の役割分担に辿り着いたんですか？」って、聞いてみる。
こうやって、組み合わせていけば、あなたの理想のロールモデルは完成する。
ないものを他人に求めない。
ないなら創ってしまおう！
そのほうが人生は何倍も楽しい！！
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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