2017年の振り返りと2018年に思うこと

2017年最終日になりました。今日は私の徒然なる日記を徒然なるままに書きたいと思います。

2017年を一言で現すとしたら、「戻」。

戻るの「戻」。こんな1年だったように思います。

個人向けのサービスだけに違和感を感じた1年

個人事業を正式に始めたのが2015年9月。それまでずっと法人向けのセールスをしてきた私にとっては、はじめて個人の方にサービスを提供するという経験をしたわけです。

法人向けと個人向けってそんなに違うの？と思う方もいるかもしれませんが、組織に対する提案と、目の前の個人に対する提案というのは、私にとってはかなり大きな違いで、個人の方からお金をいただくということに対してのブロックも根強いものがあったように思います。

去年の今頃も、サービスに対する適正価格はいくらなんだろうか？いくらなら自分が納得するんだろうか？そんなことに悩んでいたような・・・。（今でも値付けは結構迷いますけどね。）

そんな中で、色んな方に事業開始当初から言われていたことがあるんです。それは、「綾子さん、個人向けっていうより法人に行ったほうが良いと思うんだよね。」という言葉。聞く度に、「十分、法人向けはやってきたから今はまだ行きたくない。」と抵抗していたものの、冷静に考えると、法人の仕事は楽しかったし、向いていると自分でも思っていたわけです。

個人が個人に対して提供するサービス。そのだけに留まるのは、なんだか自分らしくない。そんなことを思うようになりました。

女子トクの立ち上げで変わり始めた現実。法人とのお仕事も増えるように

そんな中で、勢いで立ち上げたのが、30代女子のリアルトーク白書「女子トク」。

このメディア、ある日「あ、こういうメディア作ろう！」とアイディアが降ってきたんです。忘れもしない平日午前中にスマホを見ていた時に自宅のリビングで。そこから、コンセプトを作り、メディアのネーミングを考え、サイトを作って。多分リリースにかかった時間は2週間くらい。コンセプトに至っては１日で作りました。

SNSもブログも、自分のビジネスに対する発信をする方たちが私の周りには多くて、メディアの運営も一人で行っている人たちばかり。そこに、「こういうメディア運営の仕方もあるんだよー！」「こういう収益の作り方もあるんだよー！」というのを、自分自身で体現したかったんですよね。口で説明するより、形にして見てもらったほうが早いですからね。

立ち上げてみたら、なんだか、とっても面白くて！！

一緒に運営に関わって下さるライターさんたちにも恵まれたし、女子トクを見て、「こういうスタイル、面白そう！」と個別相談に来て下さる方もいたし、女子トクをきっかけに色んな個人・法人さんにインタビューをする機会にも恵まれました。ゼロからサイトを作った経験から、サイト制作のお仕事を請け負うことも増えたのも、ありがたかったです。

人を教える仕事よりも、人と人を繋ぐ、物事をディレクションする仕事が好きかもしれない

2016年までは、自分が持ち合わせている考え方を、誰かに提供をするということで、対価をいただくスタイルの仕事がメインでした。確かに、それはそれで面白いし、自分の培ってきたことを次の人に繋いでいけるということは嬉しいこと。

でも、今年はそのビジネススタイルだけではなく、サイト制作の案件を請けて、それぞれの分野のプロとチームを組んで完成させる、ディレクション的な立場でお仕事をさせていただく機会に恵まれました。それから、女子トクの運営の中で、ライターさんのサービスをPRする記事を書かせてもらったり、遊びの延長でスナックを開催してみたり、今までとは違う形で収益が生まれることを経験したんです。

そこで思ったこと。

それは、人と人を繋ぐ、物事をディレクションする仕事って好きだなということ。

長く携わってきた法人営業の仕事って、ただセールスをしているわけではなく、お客様の要望に叶う提案ができるように、社内調整をしたり、外部の業者さんとの調整をしたりするわけです。まさにディレクション業務。

思い返してみると、案件を成立させるために、何がネックになっていてそれを解決するためにどこに交渉に行けば良いのか？とか、誰に協力を依頼すれば最短でやりたいことが出来るのか？とかを考えて、適正な方に依頼をして物事を成立させていくことって、好きだったし得意だったんですよね。

そういうことを、もっと個人の仕事でもやっていきたいということを、2017年は思い出させてもらいました。

だから、一度は離れた法人営業の仕事。結局、当時自分が好きでやっていたこと、原点に戻ったのかなぁ。そんな感覚です。