個人事業、又は小規模で企業経営をしている場合、必ずぶち当たる問題が「全てのことをひとりでやらなければならない」ということ。
会社組織で役割分担ができる環境であれば、
・売り出す商品・サービスをひたすら開発し、クオリティーを高めていく「技術者」
・技術者が作った商品・サービスを世に売り出し売上を上げてくる「セールス」
・会社経営が上手く回るように数値管理をしっかりと行う「財務・会計」
最低限この3つの機能を担う専門家が必要ということになるかと思いますが、人材が豊富でない場合は、これ等のことをひとりで全て担っていく必要があるわけです。
だけど、人によって好き嫌い、そして得意不得意があることも事実。
できれば、得意なことに自分の時間もパワーも割きたいというのが本音だと思います。
あなたは「商品」のクオリティーを追求したいのか?それとも、「世の中に届けること」を追求したいのか?
今回の記事では、「財務・会計」のところはさておき、自分自身が「技術者」寄りなのか、「セールス」寄りなのかで事業展開の仕方が違ってくるということに触れていきたいと思います。
あなたは、自分の思いや拘りを商品・サービスに込めて、商品開発をすることが好きですか?
それとも、
世の中に作った商品・サービスを届けていくためのプロセスや結果が好きですか?
どちらでしょうか?
例えば、何か新しい商品・サービスを開発しようと考えたときに、
「こういう商品が作りたい!!これだけ拘ったものにしたい!」と商品ありきで発想をするのか、「今、消費者は何を求めているのか?」とマーケットありきで発想するのかによってわかれるように思います。
前者の場合は「技術者」、後者の場合は「セールス」の位置付けされるでしょう。
さて、皆さんはどちらのタイプでしたか?
2つのタイプが陥る事業展開のリスクとその解決策
技術者寄り・セールス寄り、どちらのタイプかが分かったとして、次に理解をしておきたいのが、それぞれのタイプが事業展開をする上での弱点と、その弱点を補う解決策です。
技術者の場合、拘りのある商品・サービス、思い入れのある商品・サービスを作ることにエネルギーを注ぎたいので、良い商品・サービスは作ったけれど、売り先がない、売るルートがなくて、売上に繋がらないということに陥りがちです。
あと、価格設定が安くなりがち。
商品・サービスを生み出す原価は理解していても、それを商品化するまでの自分の労力やブランド価値に対しての付加価値を価格にプラスすることに抵抗がある人が多いのかもしれません。
結果、良いものが売れない、売上が思った以上に上がらないという悪循環に・・・。
もし、この状況に当てはまるという方は、
・PR・販促をしてくれる人をパートナーとして組む
・PR・販促のアドバイスとスケジューリングを立ててもらい、実作業だけを自分でやる
・販売パートナーを作り、自分の代わりに売ってくれる人を探す
こうやって、自分の弱いところを補う施策を打つことが必要になります。
どれも対策を打たないなら、自分の力でなんとかするという選択を。
商品・サービス開発も好きで、でもPRやセールスも好きという両バランス整っている人は、悩み不要!かもしれませんが、技術者寄りの方は、上手に人の力を借りて、消費者に届く流れを作ってあげると良いですね。
また、セールス寄りの場合、販促すること・セールスすることが得意なので、商品・サービスの設計が不得意な人が多いように思います。技術者ほどの商品開発の熱量がないので、作り手の想いが込もっていることが一目でわかるようなものを作るのは、苦手なように思います。
なので、売る力・プロモーションする力はあるのに、売る商品がない、売れるクオリティーの商品がないという悪循環に。
もし、この状況に当てはまるという方は、
・商品設計をしてくれる人に相談をして、商品作りをサポートしてもらう
・扱いたいと思う商品・サービスを探し、代理店として販売・販促に特化できる環境を作る
どちらかの施策を取り入れることが、懸命だと思います。
まとめ
整理をすると、
▶︎技術者の方は、販促・プロモーションのサポートや外部委託できる環境を整えましょう
▶︎セールスの方は、自分の販促・プロモーションの力を使って代理店をするというのも一つの選択肢です
ということをお伝えしたかったわけです。
技術者×セールスで組むと、とっても相性が良いと思いますよ。
集客・販促・プロモーションのアドバイス・サポートが必要という方は、13年半のセールス経験と、WEB集客を実際に実践してきた私が直接アドバイスをさせていただく、WEB集客個別相談(単発)にお越しいただくと、今後の展開がクリアになると思います。
個別相談は、こちらの「個人事業主向けサービス」より承っております。
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